ミラノとコロナ
このコロナウイルスのパンデミックの最中にはずっとミラノにいました。(現在もいます)来年どうなるのかはわかりませんが、サローネに来る場合には参考になる点もあるかもしれないので、シェアします。
バタバタしていたので、あまり記憶にないのですが、2月の半ばくらいにはすでにウイルスに気をつけている人がいました。ただ、この時点ではまだマスクをつけている人はほぼいませんでした。
2月の終わり頃には、アジア系を避ける様な雰囲気を感じました。まぁ、気持ちは理解できます。このくらいになると、たまにマスクをしている人を見かけましたが、気にしている人でもスカーフとか、マフラーとかで口を隠す程度でした。多分、学校もこの頃には全て休校になっていました。
3月の初めには、大学などはオンライン授業に切り替え、企業もロックダウンに入りました。この頃にはもう自由に外出はできなくなり、日用品の買い出しくらいしか外出する機会はなくなります。サローネの延期もこの頃に決まった記憶があります。
細かいことは割愛しますが、現在ではロックダウンの規制も解かれ、大体以前の様な生活を取り戻しています。しかしながら、一部の空港の閉鎖は続いていますし、便も減少しています。公共の施設に行く際にはマスクの着用が義務付けられています。
意外に思われるかもしれませんが、ミラノでのマスクの着用率は非常に高いです。ロックダウンが終わった現在でも、です。使い捨てタイプを使う人もいますし、日本の様に手作りの布マスクをしている人もいます。ただ、6月末の時点では着用率はほぼ100%です。また、使い捨ての手袋をしている人も多く見かけます。ニトリル手袋や、ビニール手袋などです。
店舗では、消毒液の設置が義務付けられています。一時期はスーパーでも入店制限がありましたが、現在ではスーパーなどでの制限はありません。しかし美容院などでは制限があるので、ビジネス形態によっては今後も続く可能性があります。
いまだに展示会などは開催されていないので、秋の展示会でどの様な対応をとるのか、またクラスターは発生するのか、は非常に大きなポイントです。
今の時点で、来年のサローネ出展の際の対応策としては
・マスクの日本からの持ち込み(購入制限の能性があるので日本で買う方が安全です)
・手指用の消毒液の手配(多分イタリアでも買えると思います)
・近くのホテルを予約する(公共交通機関を避ける)
・コンタクトよりも眼鏡
などが考えられます。
また、隔離期間が設けられる場合は日本でもイタリアでも2週間が目安です。
航空会社は、今の段階でも日本行きのある航空会社を選んだ方が安全です。現在も運行している航空会社は、ルフトハンザ、エールフランス、ブリティッシュ、KLM、アリタリア です。今のところ、上記の航空会社は日程の変更を無料としています。
気がついたこととして、エクスペディアなどのHPでは正しくない情報が記載されるケースがありました。例えばエクスペディア上ではキャセイ 航空のチケットでイタリアから日本への帰国便が売っていましたが、キャセイ 航空のHPでは香港での乗り換えはできない、とありました。大使館などで情報を公開しているので、適時確認することが大事だと思います。
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