Zona
Milano Design Weekのロケーションを探すときに、よく「どこのゾーナ?」という話が出ます。ゾーナとは日本語の「地域」のことで、なぜこんな話が出るかというと、展示期間中ミラノには主要な展示地域がいくつか構成されます。
本会場を除き、特に有名なのがTORTONA(トルトーナ地区)、LAMBRATE(ランブラーテ地区)、BRERA(ブレラ地区)、SAN BABILA(サンバビラ地区)です。
トルトーナは旧工業地域で大きな会場から路面のショールームまでバラエティー豊かな構成になっています。有名メーカーの展示も多く、ビジネスの面でもコマーシャルの面でも非常に人気のあるエリアになります。
ランブラーテも旧工業地域ですが、比較的最近人気が出てきた地域です。トルトーナが大きなビジネルよりであれば、こちらは個人や学生作品などが多い傾向にあります。Ventura Lambrateという会社が主要なオーガナイザーですが、ここ1、2年で中央駅付近への移動の噂が絶えません。
ブレラ地区は古い街並みが残るミラノでも有数の観光地です。大きなショールームは少ないですが、期間中には数多くの展示が開催されます。前述した通り、元々観光地なのでデザイン関係者以外の来場が増えます。また、いくつかの主要な家具メーカーはこの地域にショールームを持っています。
サンバビラにはVia Durini(ヴィア ドゥリーニ)やCorso Monforte(コルソ モンフォルテ)など家具や照明設備メーカーのショールームが密集している通りがあります。
このほかにも重要な地域はありますが、クライアントには出展目的に適した地域を選んでいただくことが重要になります。大きな理由としては、あまりにも展示会の規模が多すぎて、重要度の低い地域はビジターに必ず後回しにされるからです。
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