会場選びのポイント
Milano Design Weekの会場選びはとても大変です。とにかくどこの会場費用もとても高い上、会場担当者とのコミュニケーションも一苦労です。
この展示会では、大きく分けて3種類の会場があります。
まずは本会場。Rhoにある巨大な展示会場で、ここに出展するには審査が多く非常に高いハードルです。(ロベルトは毎年本会場でスタンドデザインをしています。)
次に、市内の大きな展示会場です。代表的な会場はTortona地区のSyperstudio Piùなどです。こう行った大規模な会場にも専属のオーガナイザーがいて各社のデザインを審査します。
最後に路面のショールームです。
今回は「市内の大きな展示会場」とショールームの違いに関してお話しします。
まず、ショールームの良いところは、御社の世界観を作りやすいことです。完全に壁とドアで仕切られるため、周りの状況に左右されないスペースが作れます。逆に一般的にはドアが一つしか無いので、動線が難しくなります。また、外部に広告して集客する必要があります。
「市内の大きな展示場」メリットは、まず施工の自由度です。ほぼ空の状態なので大型の什器も簡単に設置できますし、デザインも自由です。また、WiFi設備や、スタンドの掃除などが含まれているケースもあるので、手間が少ないです。もっとも大きなメリットは、広告をしなくても一日数千人の集客があること、そしてショールームのレンタルと異なり場所代に税金がかかりません。
どちらの会場が良いかは、一概には決められませんが、ヨーロッパでの知名度が低い場合、最初の2年くらいは大きな会場をお勧めしています。
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